第787回 あかりの演出「再・勝負ライト」 2022.02.11
放送日:2022年2月11日
「再・勝負ライト」
よく聞く言葉に「勝負服」という言葉があります。俗に、特別な日など“ここ一番”という時に身に付ける服をさすようです。
「勝負○○」という言い回しで、他にも「勝負ネクタイ」や「勝負メイク」、また「勝負カラ―」など色々使われているようですが・・・このコーナーでいうと「勝負ライト」なんて言葉になるのでしょうか?
このような「勝負○○」を特に意識される、特別な日が近づいております。
そう「バレンタインデー」です。
世界各地で男女の愛の誓いの日とされている「バレンタインデー」ですが、日本では年に一度、女性から男性にチョコを贈り愛の告白のできる機会と認識されています。女性にとって、この勝負する日に自分をより美しく魅せて、少しでも愛の告白を成功に導く「あかり」のお話をさせて頂ければと思います。
さて、恋愛力を高め、愛の告白されるような場面で、日本人女性の顔立ちや肌の色を美しく見せる為の「あかり」をと考えると・・・演色性や色温度など様々なランプの特性の違いなど様々ありますが、やはり光源の種類は何であれ、適度にほの暗い電球色の柔らかな光のある場所が最適とされます。
適度な明るさの電球色のような赤味を帯びた光は、人の警戒心を解きリラックスした状態になれるため雰囲気作りにも効果的で2人の距離を一気に縮めてくれるはずです。また、ほの暗い中、白熱灯や蝋燭などの自然光に近い温かい赤みのあかりがある場所を探されましたら、より効果的に恋愛力がアップすることでしょう。
ただ、このような大切な場面の前に、ほとんどの女性がされている事にお化粧があります。皆様は、普段どのような光の環境でお化粧されているのでしょうか?・・・洗面化粧台?窓際?白色光?電球色?など、様々だと思いますが、光源の色見や種類によって顔色の見え方が異なることを意識されていますでしょうか?
照明によって「色の見え方」に違いがありますので、大事な場面・場所の光環境を想定して、その場所に近い光環境で化粧にのぞみ、その場面、場面に応じた「勝負ライト」を見極めて、より美しく可愛らしく見せ「勝負メイク」が台無しにならないように気を付けたいものです。
最後に、やはり告白をされるここ一番の大事な場面での「勝負ライト」には、出来ることなら、ほの暗い中の白熱灯やキャンドルといった赤みを帯びた柔らかなあかりのある空間を選ばれることを夢心地な雰囲気作りをする上でもおすすめします。
その際、白熱灯やキャンドルといった光源が点光源となる明かりでは放射角度によっては、影が出やすくなることから、お化粧もシェーディングを控えめにして、目元のハイライトをいつもより多めに入れられるとより美しさが際立ちますので良いかと思います。
このように、美しい光の力を味方につけまして愛の告白をされると、より恋愛力をアップさせることができ、素敵なバレンタインデーになるのではないでしょうか
しかしながら、このような夢心地な雰囲気の中、化粧室に中座されることもあると思います。そのような時、もし化粧室のあかりが白色のあかりであった場合、男女ともに一気に現実に引き戻されることになりかねませんので、ある程度リサーチは必要かなと思います。