第546回 あかりの演出 「あかりスイッチ:各機能とひと工夫」 2017.02.03
放送日:2017年2月3日
「あかりスイッチ:各機能とひと工夫」
前回は、特に新築やリフォームで「あかりのスイッチ」を計画する際の失敗しない為の方法などお伝えしましたが、このような「あかりのスイッチ」や「コンセント」などの細かな設備機器は、内装や家具、照明器具など目に入りやすいものに比べ、設置される事が当たり前のわりに、どのようなデザインや機能が良いかをあまり深く考えない事が多いのではないかと思います。
毎日使うものであるのに、間取りや生活動線に合わせた位置や数を設けていなかったり、機能や形状を適切に選択していなかったりと、気になりながらも使い勝手の悪いままにしていると、日々の暮らしの快適さに大きく影響していきます。
しかしながら、使い勝手が悪いからといって一度設置した「スイッチ」や「コンセント」の位置を変更したり、増設するとなると、なかなか大変です。壁の内部や天井裏の電気配線をし直したり、移設することで出来た壁の穴を補修する内装工事が出たりと費用や時間も掛かります。
そこで今回は、現在ご自宅で使われている「スイッチ」や「コンセント」に、ひと工夫を加えることで、大掛かりな工事は無しに、より快適に過ごすことのできる方法や、それに伴った各機能の活用法などを少しお伝えしたいと思います。
「あかりのスイッチ」といえば、一般的には壁面のある場所に設置されたプレートのスイッチを押すことでお部屋の照明を付けたり、消したりするイメージだと思います。
しかし、そのスイッチの設置位置が悪い場合、無駄な生活動線が気になります。例えば、玄関入って靴を脱がないと押せない場所にスイッチがあるとか、ベッドの枕元にスイッチが無い場合など足腰の弱い方など特に大変な事かなと思います。
このような場合、壁面スイッチを離れた場所から操作も可能なスイッチ部分が取り外せてリモコンになるスイッチプレートに取り変える事で使い勝手も良くなりますし、スイッチプレートの交換のみなので、工事も簡単に済みます。
このように「あかりスイッチ」ひとつ取っても、実は以外と知られていない優れものの商品がいくつかあります。
※例:人感センサー付きスイッチ、スイッチ付きコンセント、フットライト付きコンセント、など
また、スイッチプレートも機能性だけでなくデザイン性も高くなっています。一般的な白やベージュの樹脂性のものだけでなく、様々なインテリアに馴染むように、角のあるシンプルでモダンなテイストのものから、色や質感のバリエーションも増えていますので、一度ご自宅のインテリアに馴染むものを探してみるのも楽しいかもしれません。
これら様々な「スイッチ」や「コンセント」などの機能を、一度検討してみることで、以外と簡単に、使い勝手の悪さが解消されるかもしれません