放送日:2020年9月18日

「続・間接照明・・・その4」

 ここ何回かに分け、主に住宅照明で使用する「間接照明」の仕組みや考え方、照明する上でのポイントなどお伝えしてきましたが、最後となる今回は、応用編としまして、実際に取付ける機器の紹介や設置方法など具体的にお伝えできればと思います。

 間接照明の反射光が創り出す、美しい光のグラデーションは、壁面や天井面に明るさ感や解放感を与え、その柔らかで質の高い光によって、視覚的・体感的にも魅力的な印象をもたらしてくれます。
 しかしながら、その高い照明効果の反面、光源の明るさ、設置方法、被照射面の色や仕上げを間違えると、年に1、2度しか照らさない様な残念な照明となってしまいます。
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 実は昨今、LEDの普及で器具と光源が一体となった間接照明専用器具が販売されるようになり、より様々な場所に使用できるようになっています。例えば・・・
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◆基本的な3つの間接照明の照明方法を紹介↓
1.コーブ照明:天井面を照らし、反射光で明るさを得ながら、空間に解放感を演出
2.コーニス照明:壁面を照らし、反射光で明るさを得ながら、空間に広がりを演出
3.バランス照明:天井と壁の両方を照らす、コーブ照明とコーニス照明を併せた演出

 この3つの照明方法をご自宅に照らし合わせ、それぞれの効果が発揮できる場所に間接照明を設置する必要があります。→※天井の低い場所にはコーブ、狭い空間にコーニスなど
 3つの照明方法それぞれの器具の納め方や設置寸法や様々な場所の照らし方紹介
 最後に、今おすすめの、いろんな間接照明器具の使い方や注意ポイントを紹介して終了。