放送日:2021年6月25日

「月あかり to ダイエット」

 今回は「月あかり」の話を少しできればと思います。
 先月の今頃、「スーパームーン」の話題がニュースなどでも取り上げられていましたが、覚えてらっしゃいますか?・・・今年の「スーパームーン」は皆既月食と重なる貴重なタイミングだったようですが、残念ながら当日は、全国的に天候が悪く、日本ではいくつかの地域を除く大部分は曇り空で目視での観測はできなかったようです。私も子供と少しでも雲の切れ間から見れないかと、待ってみましたが、結局、生で見ることが叶わず残念な思いをしました。。。
 
 ところで、皆さん「スーパームーン」って一体なんなのかご存知でしょうか・・・?
 簡単に言えば、1年で最も“大きく”“明るく”見える満月を表す言葉、となるようですが、もちろんその反対に1年で最も小さく見える満月も存在し、「マイクロムーン」や「ミニマムーン」なんて呼ばれかたがされているようです。
 
 では、なぜ?このように満月の大きさや明るさに変化があるのでしょう?
 その理由に、月の軌道が正円ではなく楕円であることで、地球との距離が1年を通して近づく時と遠ざかる時があるからといわれています。その差は、直径で14%程、明るさはなんと30%程の違いがあるので、実際には無理なことですが、並べて比べて観たら1周り以上の差があり肉眼でも確認できるくらいです。
 先月の「スーパームーン」は観測できなかったとはいえ、先程お伝えした通り楕円軌道によって大きく見えるということは、「スーパームーン」の前後1月は満月もまぁまぁ大きく明るく見えるということになりますから、次の満月は見逃さず期待したいところです。
 そして実は、本日6月25日がその満月にあたるのです。・・晴れること期待しましょう
 
 ところで満月といえば、世界各地で昔から神秘的な言い伝えや、不思議な力が働く日、というような話も多く、例えば「満月の日は出産が増える」「満月の夜は犯罪や事故が増える」といった話・・・満月の日は最も月の引力が強い日となることから、人を含め地球上のあらゆる生物に様々な影響をもたらす神秘的な存在として古来より語り継がれています。→ウミガメや鮭の産卵など。
 人は時計や暦のない古来より、太陽の軌跡による「光」の変化によって1日を感じながら生活してきました。それと同じように、月の満ち欠けとともに1月を感じながら生活してきたともいえます。・・・そしてまた、この月の満ち欠けの周期に神秘的な力が作用しているともいわれています。
 例えば・・・ある期間、株価のグラフと満月→新月→満月の周期がほぼ重なった時もあるようで(人の心理状態が作用)・・・また、人の身体にもわずかながら変化が見られ、ご存知の方もいらっしゃるとおもわれますが、月の満ち欠けと人のバイオリズム(生体リズム)等の関係性が深いようです。
 「今日は何となくダルくてやる気が出ない」とか「何をやっても調子が良くやる気が出る」など、特に理由もないのに気分や体調の変化を感じる時、もしかしたら無意識にバイオリズム(生体リズム)が月の影響を受けているケースもあるかもしれません。
 月の満ち欠けは、月の姿が消えている新月から満月となり、また新月へと戻るといった約29日半程の周期で夜空に姿を見せたり隠れたりするいくわけですが、この月の周期に合わせ人の体の中では、新月から満月にかけて、体内に吸収する働きが強くなり、身体に栄養を蓄えようとする作用が起き、満月の時にその吸収する体内に取り込む力が最も強くなると言われています。そしてその後、新月に向かうにつれ吸収率も下がっていく、といった作用が身体におきているようです。
 例えば、ダイエットに挑戦して毎回失敗するといった方は、もしかしたら、この月の周期に逆らってダイエットをしていたのかもしれませんね。
 とはいえ満月の時、体内に取り込む力が最も強くなるということは、添加物など、あまり身体に好ましくないものも吸収しやすくなるので、注意が必要になるでしょう。少なくとも満月の日やその前後のお月さまが綺麗に見える日は、少し意識されて暴飲暴食は避けてみるのが賢明なようですね。

 もし、月の周期を利用したダイエットに興味のある方は「ムーンダイエット」と検索されると、より詳しい情報がありますのでお試しあれ